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2005.08.22

『ニームとは何か?』発刊

4846105040※環境農業新聞 2005年6月号に掲載したものです。

 本紙(環境農業新聞)では今年1月から3回に渡って「A Tree For Solving Global Problems(ニームの木は地球を救う)」の抄訳を紹介してきた。そして今年3月に待望の全訳本「ニームとは何か?―人と地球を救う樹―」が上梓された。
 この本は、アメリカの環境保護庁を主体とした農学、林学、医学、薬学、昆虫学、微生物学などの専門家らが集まってニームを解明しようと組織された、国際開発のための科学技術委員会(BOSTID)ニーム小委員会が1992年にまとめた報告書で、それを石見尚氏が中心に翻訳したもの。ようやく日本にもニームを真正面から紹介する本が誕生した。
 これまでも本紙で数々のニームの能力を紹介してきたが、本書ではそれを試験研究に基づいたデータなどにより詳細にわかりやすう紹介している。その用途は害虫防除としての利用はもちろん、健康増進、森林再生、途上国の雇用創出など多岐にわたり、これらの効用はまだまだニームの効果の一部に過ぎないだろうという。ニームは有益にもかかわらず、その研究と製品開発への支援は少なく、最近になって一握りの研究者らに知られるようになった。
 アメリカ農務省の研究者は、1972年から大豆害虫の忌避に関する研究に着手した。原産国ではないにもあかわらず30年以上も前から取り組んでいる。悲しいことに日本での研究は皆無に等しい。ニームの可能性を知れば知るほど、日本の研究機関の対応が歯がゆい。多分野の研究者、関係省庁の役人、もちろん消費者など多くの人に本書を読んでいただき、地球が抱える多くの問題を解決する一助になることを理解してもらいたい。
 定価2000円  

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