2006.02.20

2006年世界ニーム会議はモーリシャスで開催

 インドにあるニーム財団はこのほど、2006年の世界ニーム会議をインド洋の島国、モーリシャス共和国で10月11~13日に開催することを明らかにした。この会議にはインドをはじめ研究が進んでいるドイツやアメリカなど世界中のニーム研究者が一堂に会するイベント。
 今回の会議は以下のテーマが予定されている。

THEME AREAS OF NEEM 2006
Chemistry   化学
Genetic Improvement & Afforestation   遺伝改良&造林
Insect Control   昆虫制御
Nematode Control   線虫コントロール
Fungus Control   菌類コントロール
Fertilizer Use Efficiency   肥料使用効率
Environmental Issues   環境問題
Socio-Economic Issues   社会経済的な問題
Human Health   人間健康
Animal Health   動物健康
Ecological Aspects of Neem   インドセンダンの生態学様相
Neem for the entrepreneur   企業家のためのインドセンダン
Registration & Regulatory Implications   登録、規定する含意
Processing & Product Development   処理&製品開発
Neem Product Registration   インドセンダン製品登録
Neem in Bio-technology   バイオ技術の中のニーム
Organized Neem Plantations   組織されましたインドセンダン・プランテーション
Legal Processes   法的プロセス
Global Perspective   グローバルな展望
Others   その他

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2005.12.16

東北農業研究センターでニーム資材の効果試験

 農林水産省所管の(独)農業・生物系特定産業技術研究機構・東北農業研究センターでは、「人と環境に対して優しい害虫防除技術に関する研究」の一環として、ニーム資材の効能効果試験が行われており、その研究内容が同センターのホームページで紹介されている。
 研究を担当した同センター畑作利用部の山下伸夫研究員によると、キャベツで実験した結果、通常の農薬を利用した栽培とニーム資材を使用して栽培したときに品質の差異はなく、散布回数も増えるといった手間が多くなることも無かった。ニーム資材を使用した栽培では、当初害虫が食害を起こすがそれ以後、虫が寄り付かなくなりキャベツの成長とともに食害部分も修復され、収穫時期になると慣行栽培との差は無くなっていた。
 この研究は平成16年度から19年度まで行われる予定。
 また、山下研究員によると、ニーム資材の実証試験で確実な効能効果を確認した上で、現在、特定農薬ではなく、農薬に登録する動きが一部のメーカーで行われているという。
※詳細は同センターホームページで。
http://ss.tnaes.affrc.go.jp/fk/topics.html
http://ss.tnaes.affrc.go.jp/fk/kenkyuu/jyoseki/jyoseki.html

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2005.12.09

ニームオイルは健康を損なわない-厚生労働省が発表-

 厚生労働省は平成15年5月に食品衛生法を一部改正し、3年間でポジティブリスト制度(農薬等が残留する食品の販売等を原則禁止する制度)を導入することを決めたが、このほど、人の健康を損なう恐れのないことが明らかである物質が公表された。
 それによると、今回65物質が公表されたがこの中で「ニームオイル」とニームの成分の一つである「アザジラクチン」の2物質が含まれた。
 今回の発表により、ニームオイルおよびニームの成分の安全性があらためて証明されたことになり、お茶など食品分野への追い風になるとともに、農業分野においても特定農薬認定に弾みがつくと思われる。

【参考】
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2005/11/h1129-2.html
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/zanryu2/dl/051129-1b.pdf

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2005.10.31

ニーム協会、17年度報告会を開催-NPO日本ニーム協会-

IMG_0440IMG_0431 NPO日本ニーム協会(稲葉眞澄会長)は10月28日、平成17年度報告会を開催した。同協会は毎年この時期に報告会を開催しているが、今回は同協会顧問の大東宏氏、国連工業開発機関(UNIDO)東京事務所の萩原氏、伊豆ニームの会の奥田氏、オーストラリアニーム協会の大平悦子氏、「ニームとは何か」を上梓した石見尚氏の5氏がパネリストとして参加した。
 報告会ははじめに、各パネリストがそれぞれの専門とニームとの関わりなどについて挨拶もかねて述べた。篠の中で石見氏はニームとの出会いと本の出版いたるまでの経緯などについて話した。
 また、会場の一角にはニーム関連の商品を展示販売するスペースがあり、各社それぞれの商品を紹介していた。写真はミャンマーのニーム商品(クリーム)が展示されていた。

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2005.10.13

ニーム協会、28日に報告会開催

 NPO法人日本ニーム協会(稲葉眞澄会長)は、10月28日午後6時30分から同協会17年度報告会を開催する。日本ニーム協会はニームの普及を目指し2001年に発足。以来、各種イベントへの参加などでニームの普及に努め、今年開催された愛知万博では、アフリカ館のスーダンのブースに苗木が展示されるなど、着実にすそ野が広がっている。
 報告会は講演やパネルディスカッションなども行われ、講演者には大東宏氏(農学博士、元農林省技官)、石見尚氏(農学博士)、萩原孝一(国連開発官)などが予定されている。
 場所は渋谷区立勤労福祉会館、会費は3000円。

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2005.08.22

『ニームとは何か?』発刊

4846105040※環境農業新聞 2005年6月号に掲載したものです。

 本紙(環境農業新聞)では今年1月から3回に渡って「A Tree For Solving Global Problems(ニームの木は地球を救う)」の抄訳を紹介してきた。そして今年3月に待望の全訳本「ニームとは何か?―人と地球を救う樹―」が上梓された。
 この本は、アメリカの環境保護庁を主体とした農学、林学、医学、薬学、昆虫学、微生物学などの専門家らが集まってニームを解明しようと組織された、国際開発のための科学技術委員会(BOSTID)ニーム小委員会が1992年にまとめた報告書で、それを石見尚氏が中心に翻訳したもの。ようやく日本にもニームを真正面から紹介する本が誕生した。
 これまでも本紙で数々のニームの能力を紹介してきたが、本書ではそれを試験研究に基づいたデータなどにより詳細にわかりやすう紹介している。その用途は害虫防除としての利用はもちろん、健康増進、森林再生、途上国の雇用創出など多岐にわたり、これらの効用はまだまだニームの効果の一部に過ぎないだろうという。ニームは有益にもかかわらず、その研究と製品開発への支援は少なく、最近になって一握りの研究者らに知られるようになった。
 アメリカ農務省の研究者は、1972年から大豆害虫の忌避に関する研究に着手した。原産国ではないにもあかわらず30年以上も前から取り組んでいる。悲しいことに日本での研究は皆無に等しい。ニームの可能性を知れば知るほど、日本の研究機関の対応が歯がゆい。多分野の研究者、関係省庁の役人、もちろん消費者など多くの人に本書を読んでいただき、地球が抱える多くの問題を解決する一助になることを理解してもらいたい。
 定価2000円  

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2005.07.27

愛知万博でニーム苗木が展示

A-アフリカ館 スーダンブースで-
 ニームが愛知万博で展示されている。「自然の叡智」をテーマに今年3月から開催されている、愛・地球博(愛知万博)のスーダン共和国のブース。鉢植えの苗木が置かれて来場者が目にしやすいところ。
 6月25日にはNPO日本ニーム協会の稲葉会長が表敬訪問したほか、同協会のホームページを通じて「万博でニームの木を少しでも多くの方に紹介できることを、とても嬉しく思います。アフリカ館のスーダンのブースにおいてありますので、愛知万博に行かれましたら、ぜひお立ち寄りください」と、ニームの普及に対してコメントを述べている。
 ニームは衣食住すべての分野に活用でき、今回の万博の展示の中で、最も「自然の叡智」というテーマに適っていると言っても過言ではないだろう。

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2005.06.28

千葉・船橋でニーム栽培-三橋藤夫さん-

G1A1D1東京近郊でニーム栽培!?。取り組んでいるのは千葉県船橋市の農業、三橋藤夫さん。JRA(日本中央競馬会)中山競馬場のすぐとなりにある温室で栽培している。

C1B1栽培をはじめて3年になるが、「まだまだ試行錯誤しながらです」と話している。三橋さんのニーム栽培の状況を取材した。
 三橋藤夫さんはニームの栽培に取り組んで3年になる。日本ニーム協会の稲葉会長とも親交が厚く、ニームに関する様々な情報交換を行っているという。そんな三橋さんはニームの種を入手し、種から育てている。
 中山競馬場の隣にある温室には約40鉢が栽培されていた。
温室の内周を1~2㍍間隔に置かれており、樹高は1.5~2㍍程度であったが、幹は直径5~6㌢とわずか3年でここまで成長し、一部実をつけるものもあった。温室内で栽培する野菜の虫除けの役割も兼ねて等間隔で置いている。
 三橋さんは実をつけるまでに成長したニームを、ビジネスに結び付けたいと考えている。具体的な方策はまだないが、地域の農業活性化と絡めた案を計画中だ。その一貫として、取材当日に行われた、中山競馬場のファミリーデーのイベントに、ニームの樹を展示しPRした。
 物産市の会場に実をつけたニームを持ち込み展示し、ニームについての説明チラシ配布した。三橋さんによると、「なんだろう」と見ていく人はいるものの、それがニームと知って見てゆく人はほとんどいなかったそうだ。

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水害きっかけにニーム栽培-高知(四万十)ニームの会-

A2B2糖尿病患者の希望でニーム茶を飲用    -生活習慣変えずにヘモグロビン低下-
 日本で唯一と言ってよい、生産規模でニームを栽培している、高知ニームの会を訪ねた。導入から3年目、栽培ノウハウを蓄積しいよいよ本格的に商品化に向けた取り組みを始めている。
  高知県西部の幡多地方(土佐清水市、宿毛市、旧中村市など)に高知ニームの会がある。ニーム栽培のきっかけは幡多地方を襲った水害で、田畑が壊滅的な被害を受け、「何か新しい作物ないか」というものだった。地元選出の平野貞夫参議院議員(当時)に相談したところ、ニームの種を取り寄せ、実験栽培が始まった。
 まったくの手探りだったが、その中心になったのが元農業改良普及員の平野成泰さん。地元の生産者、西村節男さんに協力を仰ぎながら、大方町の温室団地の1棟をニーム専用温室に設定した。「栽培当初は気付かなかったが、この温室の土質が非常にニームには適していた」と話しており、初年から問題なく栽培できた。
 その成長力はとても早く、樹木にもかかわらず毎日1㌢ほど成長しているかのような印象がある。数日間、見ないと明らかに成長しているのがわかるほどだ。あっという間に温室の天井まで届いてしまい、剪定などを繰り返し、また挿し木も行い数を増やしてきた。
 当初は苗木を鉢植えしたものを、施設野菜栽培の谷部に置き、害虫の忌避効果を期待していたが、その実験以前に越冬体勢のため、剪定した上位枝葉が予期せぬ効果を得ることになった。最近ではさらに一歩進んで、ニームの乾燥葉を湯に浸してお茶にして飲むことを進めている。現在、約40人の糖尿病患者からの希望で飲んでもらっている。ほぼすべての患者が何らかの良い変化を感じたという。
 実際に、平野さんらの勧めで地元のニーム茶を飲用中の中高年の糖尿病患者2人に話を聞いた。
一名は女性で数年来の糖尿病。カロリー計算や食事量など毎日几帳面に取り組んで、何を食べたらどのくらい血糖値が変動するか、理解している方。ニーム茶を飲んだところ、すぐに「これはいい」と体が感じたそうだ。血糖値も徐々に低くなってきている。
もう一人は男性で、過去に糖尿病が原因で足の小指を壊疽で切断した方。インシュリン注射を打っているが、ニーム茶と併用したところ、毎日晩酌をしたにもかかわらず、ヘモグロビン(HbA1C)が数ヶ月で約2・0も低下した。(「HbA1C」は糖尿病を測る数値の一つで、生活状況が反映される数値。血糖値のように食事からの時間帯で変動するものではなく、その月の生活習慣が翌月の検査に反映されるというもの)
この四万十ニームを臨床医の立場で指導しているのが、山形県長井市の加藤襄ニ医師。ニームについて「代謝機能や免疫力の改善に寄与すると思う」と、書面で生産者に報告している。
こうした状況を受け、地元の糖尿病患者らで「四万十ニーム友の会」を発足させた。

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2005.01.19

福島でニームの露地栽培を実践-㈱ナチュラルプロダクツ・大矢社長-

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 「インド原産のニームが福島で露地栽培されている」。㈱ナチュラルプロダクツの大矢泰司社長は、20年以上前からニームを研究、栽培する日本の第一人者。アーユルヴェーダ(インドの伝承医療)に必要な薬草の一環としてニームを始めた。
 沖縄を除く国内でニームが越冬したという情報は数少なく、早速、福島へ話を聞きに行った。
 大矢社長は福島市飯坂に温室(アーユルヴェーダ薬草園)があり各種の薬草を栽培している。その一つとしてニームを栽培し、一部を露地で育てている。日本の気候に合うように、インドでも標高が高く寒い地方で育っているニームを取り寄せている。現地は雪が1㍍以上積もり氷点下にもなる場所で、そんなところでニームが露地で植わっているのは驚きだった。
 早速露地のニームを見せてもらった。3年目の木で昨冬から露地に植え越冬したそうだ。取材した12月上旬でも青々として葉が繁り、今冬も無事に越冬するだろうということだった。また、脇には1年目のニームがワラに包まれていた。今年初めて越冬させるための処置ということだった。大矢氏によると、1年目には樹全体をワラで包み、2㍍以上成長し幹が太くなれば、幹を中心に半径1㍍位敷き藁をして、地温が下がらないような配慮をするとよいそうだ。
 日本での耐寒性が備われば、様々な用途の可能性も高まるのではないだろうか

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機関誌でニームを紹介-国連工業開発機関(UNIDO)東京事務所-

 日本ニーム協会と連動してニームの普及事業を行っているUNIDO(国連工業開発機関)東京事務所が発行する「ゆにわーるど第15号」に、国際協力フェスティバルに参加した様子と併せて国連が推進するニームのプロジェクトが紹介されている。
 それによると、同機関が「2001年5月に採択された残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約」に基づく、残留性有機農薬の削減に期待されると述べた上で、インド政府と国連開発計画(UNDP)の連携による「環境にやさしい殺虫剤としてのニーム製品の開発・製造に関する技術支援」が実施されているとした。そしてこのプロジェクトを同機関の現地事務所「殺虫剤に関するアジア太平洋地域ネットワーク(REN―PAP)」が担当している。
 国連の機関が本腰を入れてニームに取り組んでいる一例だ

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インド・ニーム植林ツアー開催-日本ニーム協会-(2004.12)

 日本ニーム協会がかねてより計画していた、インド学校建設とニーム植林ツアーが、11月18日から25日までの期間で行われた。日本から8人、現地日本人が1人、ベトナムの研究者が1人の合計10人が参加した。
 学校建設予定地は、インド・ブッダガヤの郊外のニーマというところで、釈迦が修行の際に立ち寄ったところとされ、現在は最下層階級の賤民が生活している村。
 当日はオープニングセレモニーが行われ、周辺の村々から2000人の村人が集まった。セレモニーでは学校建設の調印が行われたほか、ニームの植林や事前に採掘していた井戸の始水式も行われた。
 今後10年間のうちに、学校及びニームを商品化する工場などを暫時建設する予定だ

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NPO日本ニーム協会が平成16年度報告会を開催(2004.10)

a2a1 NPO日本ニーム協会は10月21日、同協会平成16年度報告会を行った。
 報告会では、同協会の稲葉会長より今年度の活動について、①ニームの特定農薬問題②インド・ブッダガヤでの学校建設とニーム植林③国連工業開発機関(UNIDO)東京事務所による、ブッダガヤ学校建設に対する日本ニーム協会への後援④国際協力フェスティバルでのニームの紹介・PR活動等が報告された。
 この中で、特定農薬問題については、農林水産省の担当部署から同協会に対して問い合わせがあり、8月26日に農林水産省、環境省、同協会の3者で会合が持たれた。詳細は明かされなかったが、稲葉会長によると「一年前には箸にも棒にも触れなかったが、行政としても特定農薬として検討する俎上にあがったということ」と説明し、ニーム農業資材の特定農薬指定に向けて進んでいることを強調した。ニームを農業に使用することは、使用者個人の責任において何ら問題はない。当日、秋田県大潟村から参加した㈱ゆうきの村上社長(ニーム資材販売とお米の産直販売)からは、稲作の虫除けに利用しているほか、稲苗作りやメロン栽培のハウスの周りや米の倉庫にニームパウダーを散布すると、虫やねずみが寄らなくなる、と発表があった。
 医療分野では日本大学医学部でニームの抗ガン作用のメカニズムについて、研究が行われていることが紹介された。
 また、報告会には前参議院議員の平野貞夫氏が、高知ニームの会会長として出席し、同氏とニームのこれまでの経緯、中村市周辺でニーム栽培が始まっていることや、糖尿病患者にニームのお茶を飲ませて病状が改善していることなどを報告。さらに、ニームで地場産業興しに取り組むと強調した。
 引き続きパネルディスカッションに移り、参加者からは「バナナ栽培にも利用可能か」「ゴキブリ駆除はできるか」等多くの質問が聞かれ、同協会顧問の大東宏氏らからそれぞれ回答した。
 また、ニーム協会ソング「サバ・ニーム」が完成し、この曲を歌う歌手のアユカさんから披露された。その他、会場内には農業資材、化粧品、石鹸などのニームを活用した商品が展示販売され、多くの参加者が手に取っていた。

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国際協力フェスティバルでニームを紹介-日本ニーム協会-(2004.10)

 「ニームの認知が多くの人に広がった」。
 10月2、3日の両日、東京・日比谷公園で開催された国際協力フェスティバル2004で、日本ニーム協会がニームの苗木を展示し、同協会の稲葉会長が先頭に立って来場者にニームの良さを説明した。
 同協会は、フェスティバルに出展した国際工業開発機関(UNIDO)の小間の一部を使ってニームの苗木などを展示。通りかかる来場者には、鉛筆ほどの大きさの枝を手渡し、「インドでは歯磨き代わりにニームの枝が使われている」と説明し、ニームの良さを伝えていた。
 協会によると、ニームを知っている人はほとんどいなく、説明を聞くとニームの良さを理解してくれました、と話していた。中には展示してあった苗木を売ってほしいという人も現われた。また、出展していたアフリカなどの大使館の関係者らは、ニームの枝を口にくわえているのを見て懐かしむ人もいた。

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ニームオイル、稲の害虫に効果-93年に東北農業試験場で試験-(2004.08)

 化学合成農薬に替わる資材としてニームが日本国内でも評価が高まっている。これまで海外での評価が高かったが、国内の試験研究機関でもすでに試験が行われていた。
 この研究は1993年4月の「日本応用動物昆虫学会 英文誌(Applied Entomology amd Zoology)28号」に掲載されたもので当時、東北農業試験場の望月 淳氏〈現在は独立行政法人農業環境技術研究所生物環境安全部昆虫研究グループ〉が「ニームオイルのイネミズゾウムシに対する摂食阻害効果」というテーマで発表した。
 これによると、稲の葉にアセトンで薄めたニームオイル溶液を塗り、イネミズゾウムシに食べさせた。その結果、2.5%以上の濃度のニームオイル溶液が葉に塗られた場合、葉にいるイネミズゾウムシの摂食量は減少し、摂食量が半減するのは4.4%濃度の時であった。
 摂食量の減少は、成虫の産卵数にも影響を及ぼすことが知られているので,イネミズゾウムシの防除にニームオイルは有効なものとしている。また、ニームオイルは人間や動物、捕食性クモに対して毒性は見られず、害虫管理に適したものと考えられている。
以上のような研究結果が出ており、稲作防除での利用が期待される。

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2004.12.22

インドで学校建設とニーム植林 -日本ニーム協会- (2004.07)

04-07-A 6月27日放映の「素敵な宇宙船地球号(テレビ朝日系列・毎週日曜午後11時~)」で、ニームの効能や使い方などが取り上げられて以来、毎日問い合わせが殺到している日本ニーム協会はこのほど、かねてより国際教育支援ボランティア組織「サバ・ジャパンクラブ」と共同で進めている「インド・ブッダガヤ学校建設・ニーム有効利用計画」に対して、国際連合工業開発機関(UNIDO)東京投資・技術移転促進事務所が「後援名義使用」の許可を出したことを公表した。
 この計画は、ニーム発祥の地であるインドに学校を建設することで、そこへニームを植林、生産し製品の開発までを行うニームの里として、ニームを通じた産業興しで教育・環境・雇用を結びつけた生活モデル体を作ろうというもの。この計画に対して国連工業開発機関は、同機関の活動趣旨に適うとして後援を決めた。
 日本ニーム協会では、昨年8月にブッダガヤがあるインド・ビハール州政府ブッダガヤ開発局より、2エーカーの土地を提供されており、早ければ今年9月にも着工し来年秋に完成の予定。
 現在、国連工業開発機関のほかにも「インド・ブッダガヤ学校建設・ニーム有効利用計画」への後援者を募っている。問い合わせは、NPO日本ニーム協会(電話〇三―五七八四―三四二五、http://www.nihon-neemkyokai.com/)へ。

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地元・高知にニームの里を -前参議院議員の平野貞夫氏- (2004.07)

04-07-204-07-104-07-3 今、ニームのすばらしさが国会議員の間に広がっている。その発信源は民主党の元参議院議員の平野貞夫氏。議員時代には、仲間の議員や来客に必ず紹介した。まさに政界のニーム伝道師だ。
 平野氏とニームの出会いは一昨年。地元高知の幡多地方(県西部、土佐清水市、宿毛市、中村市など)が集中豪雨で農業に壊滅的な打撃を受け、何か地元に役立つものはないだろうかと思っていたときにニームを紹介され、そのすばらしさにほれ込んだ。ご自身でも自宅に植えたり、葉をお茶にしたりお風呂で使ったりと、ニームが生活の一部になっているという。
 早速、種を入手し一昨年8月に播種。余っているハウスを活用し実験的に地元の農家で栽培した。挿し木で苗を増やし今では1万本の苗木ができた。
 ニームには衣食住ほか様々な用途があるが、平野氏は「口に入れるものは国内で作ったニームでまかないたい」とし、地元をニームの原料供給地にして地域振興に役立てたいと考えている。
 7月16日には日本ニーム協会の稲葉会長と初めて会い意見交換し、今後ニームの活用や展開について協力関係を進めてゆくことを確認した。
 高知に新たな「ニームの里」が誕生する日も近いと思われる。

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日本ニーム協会 3周年記念講演会 (2004.04)

 NPO法人日本ニーム協会は3月25日、「3周年記念講演会」を開催した。会場には様々な分野から多数の関係者が参加し、着実にニームが根付いてきていること裏付ける講演会となった。講演会は海外でのニーム現状報告とともに、パネルディスカッションなどが行われ、参加者からは多くの質問が出るなど関心の高さをうかがわせた。また、会場内に設けられたニーム商品紹介コーナーには、農業用の害虫忌避剤を始め、石鹸やスーパーモデル愛用の化粧品も並べられた。
講演会はまず、オーストラリアニーム協会日本代表の大平悦子氏による「オーストラリアニーム近況報告」、日本ニーム協会顧問の大東宏氏による「ケニア6ヶ月ニーム現地報告」が両氏より発表された。ケニアでは貧困農家の換金作物として活用され、ニームの石鹸などが多数作られ売られている現状が報告された。
 続いて稲葉眞澄会長が挨拶した。この中で会長は、この1年を「昨年は大変大きく動いた年でした」と述べ、特に、昨年5月24日付け新聞に「農薬の代打ニーム」と紹介されたことがターニングポイントだったと振り返った。これ以後、農家や農協などの問い合わせが一挙に増加し、ニームの認知に一役買った。
 また、11月20日にはニーム協会のパートナーである熱帯農林技術開発協会と共同で、フィリピンに農業訓練学校を建設し、ニームを使った有機農業が実践されていると報告。さらにフィリピンの活動について、今年6月に「素敵な宇宙船地球号」(テレビ朝日系列TV番組)で放映されることも発表した。
 12月には、当時猛威を振るっていたコイヘルペスウイルスへの活用ということで、農水省生活安全局と水産庁の担当者4名と協議するなど、多方面にわたる活動を行ってきた。農林水産業で医療分野でもニームが効果的であろうことは把握されていても実験例、臨床例が少ないということで、跳ね返された経緯があるため、現在、大学や各種研究機関と連携して症例を増やしていることも明らかにした。
 挨拶の最後に、「今後はニームの原産地インドに学校を建てて、ニームを植林する」と述べ、すでに釈迦縁の地、ブッダガヤの土地の提供を受けていることも明らかにした。
 引き続いて行われたパネルディスカッションでは、「建材としてニームはどのような利用方法があるか」「ガンを患っているがニームはガンに効きますか」など、昨年までニームの農業利用についての質問が大多数であったが、今年は農業以外の質問も多く、参加者の幅が広がったことがうかがわれた。またそれぞれの立場からの発言があり、ブラジルから参加した野澤弘司さんは、中米ニカラグアではニームが道沿い大量に植えられており、まさに「眠れる資源・ニーム」であると発表した。
 講演会は最後に、同協会理事の信田光久氏によるニームテーマソング「地球の聖なる木 サバニームの詩」のギター弾き語りで終了した。

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